車輪と電極を固定している樹脂カバーをピンセットでそ〜〜と外す
写真のように
車輪の金属部と銅色の電極板金が現れた

これが、結構黒く汚れている
テスターで測定してみると、接触抵抗が大きく変化するのである

さて、接触不良の修理をはじめよう
写真のピニオンギヤー部分は黒く汚れているので清掃する
2枚のステンレス板金の裏側に車輪の電極が接触しているのである

Zゲージのメンテナンス

ロクハンの車両である。
しばらくぶりに、電車を走らせると、途中で止まる事がある
手で押してやったり、揺らすと走り始めるのである

いろいろなネット情報などを参考にすると
@線路をアルコールなどで拭く
A車輪を清掃する
B分解してギヤー関係を清掃する

とある。電気は線路と車輪で供給されるのでその場所の接触問題が
大きいと思われる

実際分解してみたが、重要なポイントを紹介しよう。

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オレンジ樹脂カバーを外すとスプリング材の電極が2本現れる
この2本のステンレスの板に、モーターの端子と
車輪からきている電極が接触している

通電原理は非常に簡単であることがわかった。
線路から、車輪の金属部へ通電される
車輪の側面に接触している板金に通電される
側面の板金は 写真の2枚のステンレス板に通電されるのである

LEDは自作のLEDを入れている。12vで約10mA流せばよい
線路から、通電されているか確認するのに便利である。
カバーを外すし、約7本の木ねじ(タッピンネジ)を精密ドライバーで外す

通常は、線路と車輪を磨き、接点復活剤を塗布すれば接触は回避されるのだが、ロクハンのこの電車はこれだけではNGだった、
さて、何処で接触不良を起こしているのか、、、

車輪を手で触れると接触抵抗が大きく変化することから、電極分解をしてみよう。
(写真)

車輪を外して、主軸と電極部を清掃する。
多少銅色の電極をまげて車輪とのガタを少し減らすのが、ポイントだ

他のメーカーの電流供給方法は見ていないが、ロクハンの課題と思われる
数時間も走らせずに接触不良が発生したのは、車輪と電極のガタによって
接触しないポイントが発生してしまったのである。
電極によって架台されていればよいのだが、ギヤーで架台されているため、
電極と車輪が離れるポイントがあるのである
応急的にアルミホイールを車輪と電極に挟んで接触不良を改善しているが、、、、、?

ロクハンのモーターは小型のモーターが付いているので
ブラシやコンミの分解清掃は必要ない

ステンレス電極は外して 裏板の黒くなっている部分を清掃する。
ついでにギヤーも清掃する


疑問に思っていた、車輪は電極車輪は1つで、の反対側が樹脂になっている理由だ。
2つあれば、接触不良は半分になるのだが、樹脂の理由は登坂性能らしい

LEDを取りつける板金(電極)と線路にテスターを当てて抵抗を測定する。

確かに、電車を揺らすと接触したりしなかったり、、抵抗値が大きく変化する