調整方法
始めに、10Ωの抵抗をアンプ基板のプラスとマイナス電源に直列にいれておく
10Ωの両端の電圧を測定しながら、前段に高速電源18vを投入する。
電流値が数ミリアンペアならOK、、、
次に、後段の10Ωの電流を見ながら後段に15v電池を接続する。数ミリ
アンペアならOK、、
バイアス抵抗は1kΩの可変抵抗をMAXにしておく。
後は、バイアスを10mAに調整して、出力のDCを数ミリvに調整する。
終わったら、10Ωの抵抗を外し、再調整をする。
他の基板を調整する。
終わったら、保護回路を出力に接続する。
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さすがに、すばらしい音である。
標準機と言われるだけのことがある。
市販品で勝てるアンプは無いだろう。
今回、電池式に挑戦することにした。
このアンプで AB級180wを越えるすばらしい音が出ると聞いているが、
使用している、AB級80w、B級30wと比較してもようと思う。
この形式のパワーアンプは、現在は真空管やFETに変わってきている。
GOAは製作したくても、もう部品入手が困難で製作できないからだろう。
真空管はトランジスタに無い味わいがあるという。
真空管アンプと比較しみた。
2chにして、2WEYのスピーカーを駆動させる。
もちろん6dBチャンネルデバイダーを使用する
SPネットワーク方式は数十年前からやめているが、比較して見れば、一目瞭然、、、
部品集めであるが、
幸いなことに、部品を揃えることができた。
まだ、一部の部品は若松通商で売っているので購入可能である。
初段 2N3954
差動 2SA607、606
ドライバー 2SA960、A607
終段 2SA649、D218
温度補償ダイオード 2SC1400 (足を切って使用、もったいない?)
(パイオニアのSA8900のプリメインアンプを捨てる前に分解したら、ついていた)
V2Aはさすがに手に入らないので、AUDYN−CAPを一部使用する。
抵抗は、進工業の抵抗は手に入らないので、所々、ニッコームを使用した。
リケンなども良いかもしれない。
前段の電源は、電池30vで高速電源18vを出力させる
後段の電源は 電池15vで駆動させる
古いトランジスタ、2SA649、D218なので、故障して、
スピーカーを破壊しては大変なので、
電源遮断型保護回路を搭載することにした。
原理は、最近のDCアンプに掲載されている回路を使用する。
大電流型のMOS−FET 2SK2987を使用する
2SK2554でも良いが、値段が高いので、性能が同じなので安いのを使用した。
スピーカー出力が1Vを越えると電流遮断する。
部品は、通常の安い部品が使える。
電源18vの製作は比較的簡単であった。
発振もせず安定している。2SC1611はまだ売っているし、
2SA566は、代替の2SA969、でOKである。
18vは旧タイプのTRバイアス方式にしている。
この方が、バイアス電流7mAを調整しやすい。
パワー部の初段はゲインが高くないため、ソースに100ΩのVRをいれる必要はない。
ドレインの抵抗をVRであわせて、後に固定抵抗に置き換える。
比較:
LE8T と2405 を8kHzでクロスして比較する。
なんと、AC電源方式と比べて、電池なのに、低音と音の分解能がすばらしいのである。
真空管アンプと比較してみる。
素直すぎる音
真空管アンプは色つけされている感じである。
低域には、駆動能力が低いのか、低音の迫力はTR式のほうがよい。
高域は、真空管アンプも面白い。
のんびり聴ける感じがする。
LE175には、真空管アンプもいいようである。
気分によって、ツイーターを真空管アンプ EL34、2A3に切り替えて楽しんでいる。
低域、特に、Alpair10は、真空管アンプで駆動させるのはやめた。
だだ、LE14Aを駆動させると、低音がイマイチ迫力にかける
LE14Aは 90Wのアンプ
LE175は 電池式アンプの組み合わせが最高であった。
電池式2chメインアンプ
製作2003/4