318-40 HFアンテナの設置

HFアンテナとVHFアンテナ
     430Mhzや144Mhzと50Mや HFを楽しみたいが
     全部を満足するには、タワーや屋根馬を2か所以上必要になる 
     タワーが1本の場合は、どちらかが犠牲にならざるえない
     
     27エレメント2列2段 (約 40kg)の上に 730Vを取り付けていた。
     Vロータリーダイポールアンテナは 7、14,21Mhzに出ることができる。、
     FT8を始めたことにより、八木アンテナが欲しくなった。 写真は318−40である
     7Mhz=DP 14,21,28MHzは3エレメントである。    

    このアンテナを選ぶにあたって、注意した項目がある。
    ブームが長い アンテナは設置ができない、特に釣りタイプはマストが短いので不可能、更に、エレメントが取り付けられないのである
    例えば7mのブームを手が届くところまでずらしても、せいぜい、マストから1.5mなら手が届くが、反対側は5.5mまでずらすことができない
    ブームが5mが限界なのである。レールクレーンを自作する方法もあるが、、、

    次は、エレベータに取り付ける場合はエレメントとマストの間隔が50cm以上ないと取り付けられない
    メーカーに言わせると、取り付け位置をずらして、バランスが崩れた分錘を付けると良いと、、言われる、しかし、
    錘の重さやどんな錘かは教えてくれないので、地上で組み立てて、錘を付けてみるしかない。
    それにしても、できるだけアンテナ重量を上げたくない、
    
    318−40はブームが5m、20kgなのでなんとか設置できる 、エレベータを下まで降ろすと、エレメントがタワーに当たるの高い位置に設置する。
      

 
 


HFを主流にする場合には下記のようなものだろう

  



重たいHFアンテナ を下段、中段に50M 上段にVHFアンテナや GPアンテナである

HFアンテナは干渉を考慮しなければならない 各アンテナは1.5mほどは間隔を開けたい
430Mhzアンテナのブームは6mあるため、28Mhzに干渉してしまうので、1.5m以上離す必要がある
(後でわかったことだが、、、)。
  
HFとVHFアンテナがどちらが上でも問題はないが、重い方が 下の方がよいため、
一般的には HFアンテナが下になる
144や430Mhzアンテナが2列2段で重い場合は 上にHFアンテナを上げる



今回の設置で、HFアンテナが下段の理由

    重さから、下に重たいアンテナにするのが、理由だが、
    もう一つ大事な事がある。エレベータの問題がある。

430Mhzのスタックアンテナは ブーム間隔が約1.9mである
だから、マストから 約1m離れたところに設置できるので、手が届く
HFアンテナは、ブームが4m以上あるため、。先端にエレメントを取り付けるには梯子などが必要になる。
一人では設置は難しい難しい





  
318-40アンテナの設置方法

318−40 トライバンダーアンテナを1人で設置する。
すでに、設置されている 430Mhz 約40kg をバラシて HFアンテナを上げたくない。
現在 設置されている Vダイポール 730Vと交換した、



430Mhzアンテナの上 約5〜6mの位置で 318−40を組み立てればよいのである
約20kg ブーム長5m 輻射エレメント 11m
さて、ブームの先端、後端にエレメントをクレーンなしで取り付けるのはどうするか? 

簡単な方法は、430Mhzアンテナをバラし、318−40を梯子が届く高さで 組み立てておいて、滑車で上げて
マストの先端に取り付ける、その後、バラした430Mのブームを4本設置すればよいのだが、ケーブルを外して行うため
結構面倒である、430Mhzアンテナは軽いと言っても ブーム長6mあるので大変である

ここは、頭を使って、430Mhz 2列2段を設置したまま、上に設置しよう。
318−40のブーム長hが5m 
これ以上の長さのブームを1人で設置することは、難しい



足場パイプについて

30年も前は 足場パイプは1種類しかなかったが、今はホームセンターで 2種類売っている
直径は 規格の49mm、、
STK500 厚み2.4mm (一般炭素鋼)
STK700 厚み1.8mm (高張力炭素鋼)がある

データ上では 約2mのパイプの永久変形荷重は  STK500で 350kg STK700で 400kg
重さ 4mのパイプでは STK500は 10..9kg STK700は 8.3kg

STK700の高張力炭素鋼 は軽く、曲げ強度も強くなっている

足場パイプはマストの欠点は 表面が滑るのである。
Uボルトで絞めても 強風が吹くとアンテナが回転してしまう



318−40 は ブームが長く、エレメントも長い 20kgのアンテナを 2本のUボルトで回り防止するのは難しい、
クロスマウントを連結して Uボルト4本止めしたが、 結局 強風で回された
エレベータに 430Mhzと318−40 を設置する場合、 アンテナが回されたら、アンテナを降ろすことができなく
なってしまうので、絶対に回ってはならない、、、、、

結論は 足場パイプに9mmの穴をあけて 8mmボルトを貫通させた。
これで、回ることはなくなった。

アンテナ干渉の問題

設置してみたら、28Mhzが、SWR2.0を超えた、理由は430Mhzアンテナのブームとの干渉であった
初めての事だったので、原因不明で悩んだ。
430MhzのアンテナとHFアンテナをできるだけ離すにはどうするか?
M4マストの上部を3,5m以上の足場パイプに交換した。




ここで、エレベータとアンテナの問題が発生する
下まで降ろせないのである。クリエートのタワーにクリエートのアンテナなのだが、エレベータの計算はされていない
エレメントがタワーの鉄骨に当たってしまうのだ。
写真の位置が降ろす限界なのである。
ちなみに、318シリーズはNG 714TW以外は設置できない。
(マストを取り付ける位置をずらせばよいが、ブーム先端に錘を付けてバランスを取ることで可能である)


ブームをずらして、先端エレメントを取り付ける。
ブームをスライドさせて、後端のエレメントを取り付ける。
後は、スライドパイプを外して、ブームをマストに固定する。

7Mhzは高さによって共振周波数がズレるので、ブームを回転させて、エレメントの先端を地上から、調整をする。
上げたり降ろしたり、回転させたり、数時間かかるが、1人でHFアンテナを設置できるのである。

アマチュア無線の楽しみとして一人で、メンテナンスすることにしているため、ブームの長い釣りアンテナは設置できない。