ワイヤーの交換の注意

30年以上前は 手動ウインチに 4mmφのスチールワイヤーが使われていた
しかし、これを電動にする場合には、5mmφのワイヤーにする必要がある。
強度の問題では無いのである事が後日わかった。

同じ4mmのワイヤーに交換したのだが、上空のローラーが摩耗して途中で降ろすことも上げる事も
できなくなったのである

滑車ローラーはアルミ合金製を使っているので摩耗すると言う人がいたが、そのとおりだった
基本的な設計がよくない、確かにステンレスのプーリーを特注するのより、アルミ加工が安く簡単だが、
スチールワイヤーのプーリーにアルミを使うなんて、ありえない事だ。
電動なので、設置してから 30回ほど上下しただろうか??
4mmのワイヤーによって、ローラーのフランジが削れて、ワイヤーが脱落して滑車の間に食い込んでしまった

手動では、年に数回しか上下させないが、電動だと、強風の度に降ろしてしまう
ワイヤーは5mmφにしたほうがプーリーは長持ちしそうだ。

トラックの穴にロックピンが刺さる
リミッタースイッチを付けると、ワイヤーが緩んだ時、このロックピンから外れてしまうので、
あえて、スイッチは付けなかった。

回路図を書いた、
本体の上下スイッチから リード線を引き出し
リモコンを作る

リモコンのメインSWを押すと LEDが点灯する
上昇ボタンを押し、リミットスイッチが働くと オレンジLEDが点灯
大きなスイッチにした
当然だけど、両方同時押しで 停止する

廃材の樹脂ケースを流用した


使用結果は 安心してアンテナの状態を確認でき、
ケーブルを片手で送りながら、操作できるので便利である。
 

課題1
    エレベータは上空まで上がると、風でアンテナが振られても
    ローテータが搭載されているアンテナトラックがロックピンでガッチリ固定されている。
    手動式ならば、ワイヤーロープを引っ張ってガッチリ固定させる事ができる

    しかし、電動式は上空にリミットスイッチを取り付け、スイッチが働くと止まる、
    ワイヤーロープが緩むとロックピンが外れるので、マイクロスイッチの調整が難しい事になる

中古が出ないか探していたが、
皆、考える事は同じで、手動式を電動に交換する人も増えているらしい

もう一つ、出回らない原因は、採用している人も少ないらしい。
理由は、値段が高い

クリエートのエレベーションモータの導入
エレベーションモーター

リモコンの製作

この昇降スイッチは、タワーに取り付けるため、本体の
スイッチ操作をしている時は、昇降中のアンテナやケーブルの
状態を見ながら操作するのが、困難である
5mほどのリモコン手元スイッチが欲しい

幸いな事に、クリエートさんは回路図を付けてくれているので
作るのが楽だ

AC 125V10Aのスイッチを使った (1Aもあれば十分であるが)

上昇スイッチ、下降スイッチ、メインスイッチ(LED付き)、
リミットスイッチが働いたらオレンジLEDが点灯する
 

タワーを立ててから 30年弱、エレベータシステムを採用したため、アンテナを色々調整できた
430MHz 2列2段、4パラ2段
HFのアンテナを取り付けたり、、、
その都度、手動式のウインチで上下させている
降ろすのは、楽だが、上げるのは 350回さなければならない

若い時は 一気に15分ほどで上げれたけれど
年取ると、30分 休み休み上げる
台風が来ても、上げるのがつらいので、降ろさない。