トラップコイルの製作

ローディングコイル
       ローディングコイルとトラップコイル
       7Mhzの波長は約40m 電波が一番飛ぶといわれるのが、1/2λと言われる
       よって、フルサイズアンテナは 約20m の電線を這わせて発信させる

       20mの電線を這わせられない GPアンテナは 線をコイル状に巻いて、短縮させる
       ローディングコイル(短縮コイル)である
       
       

トラップコイルの製作
      20mの電線を這わせたが、この電線に 21MHzの電波を載せたい
      21MHz 約3.4mである
      コイルとコンデンサで 共振回路を作り 20mの電線の間、約3.4mのところに
      共振回路を入れて、21MHzを遮断してしまう
      これで、21Mhzで共振し、さらに7Mhzで共振する電線が出来上がる
            

18Mhzのトラップコイルを作ってみよう


 


LCRメータを購入しよう
昔は高価だったものも、2020年現在では 写真の精度が高いLCRメータも 約7000円ほどで購入できる
3000円程度のテスター計上のLCRメーターも販売されているが、どうなのかわからないので
アマチュア無線家が良く使っている機種 DE−5000を購入した。

写真は クリエートのダイポールアンテナのコイルである。
普通は塩ビパイプに ホルマル線を巻いて作る

コンデンサ同軸ケーブルで作る
写真は1.5Dー2Vであるが 3.5D、5Dー2Vでもよい  どれも 1cmあたり 約10PFである




18MHzのトラップ回路

f=1/2π√LC から計算する
L=7uH にすると 約100PF 



調整方法
      
      アンテナアナライザーがあるので、調整は楽である
      少しづつ 同軸を2mmずつカットして、周波数を追い込んでいく

      


ディップメーターが無いので、アンテナアナライザーを使って調整を行う
ホルマル線を2〜3ターン程度巻いて、 アンテナアナライザーに取り付ける
製作したコイル+コンデンサに近づけると 共振する

同軸は長めに作って 2〜5mmづつカットして調整をする




カットするときの注意

アース被覆を剥がし、芯線がりアース線より3mm程度出すようにしてカットする
沿面距離を確保するためである。

ニッパで3.5D-2Vを切った試作品をそのまま付け、100W送信したら、
数日後にSWRが時々不安定になる現象が発生した。
時々SWRが悪くなるので、原因が不明だった。
ニッパでカットした同軸部が、炭化ショートしていたのである。



端末処理して 送信したら、またまた不具合発生
テープを剥がしたら、
ビニル線が熱で溶けて、ホルマルセンとショートした。
SSBでは問題なくても、FT8やFM送信では100W以上だとこのようになってしまう