ICOM CI-Vの制御 


ICOM無線機には リモート端子があり パソコンなどで CI−Vコントロールできる

RS232C変換回路をパソコンに接続することで HAMLOG と連携させて周波数を読み取る事ができる
下記は一般的なICOMの変換回路である



ICOM CTー17のCI-V変換ボードである。
MAX232CのR1OUTとT1INのTTL入出力が接続されている。


ヤエス無線機は RS232Cにて、制御機器1台の接続できるが、
ICOMは 何台も同時接続できる。

通信方法は、
      無線機や制御機器に アドレスを設定してあり、その機器に対して送信すると、アドレスを伴って返信される
      当然のごとく、誰かが送信中は 待機して、送受信が終わると送信するプロトコルになっている。

      9600BPSでは 1送信が約20msになるので、 待機プログラムが必要になる

ICOM無線機のCI-V通信は 結構面倒である
ポーリング方式なら、返信されるデーターが 同じなので、周波数の場所やモードの場所を特定できるが
ICOM無線機は ダイヤルを回したり、バンド切り替えをすると、送信してくる

大抵は 2つのデータを送信してくるが、1つの場合もあるので、終了コマンド FDを利用して、
2つデータとして メモリーした。
どちらかが、周波数データである

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パワーなど変更する場合はコマンドを送る
周波数やモードを知りたいときも、コマンドを送って返信データを見た方が簡単である。

送受プロトコルは取説に記載されているが詳細は不明である。
ネットで探してもなかなか見つからないので、自分で解読することにした。






自分のマイコンにアドレスE1を設定しておく
通信衝突防止プログラムを抜けて、 送信すると(例;周波数取得)
ICOM無線機から このように返信される

どうように、今のRF-POWER 取得で コマンドを送ると
上記のように 0-255の 10進コードでICOMから返信される
2桁の10進アスキーコードを %に治し表示させるのは厄介だが、 キースイッチで ワンタッチでRF-POWERを設定できる

144Mhzは 30%、50% 100%
430Mhzは 10% 30% に設定している
430Mhz は 通常はアンテナ直下で 10W出るようにしている。50W送信時は、アンテナ直下のリニアアンプを
いれるので、無線機は最大10W送信にしている。





AVRの回路簡単である
通信は TTLレベルの 74LS07などで組んでいる、
出力は オープンコレクタにしている。
無線機と1対1の場合は、10Kの プルアップ抵抗が必要になる。
複数台接続するときは、どれか1台だけ プルアップしていれば良い


通信タイミングは 1秒〜5秒おきに行っている
このタイミングは 接続される機器の種類や数量、自分の操作によって、自由に変えると良い。

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周波数とモードは、
要求コマンドを送らなくても、無線機のBANDを切り替えたり、メインダイヤルで周波数を変更すると
コマンドが無線機から送信される
HAMLOGは それを捉えて周波数、モード表示している
BAND切り替えをしたときだけ、モードが送信される
メインダイヤルの周波数変更では、周波数のみが送信される。
この時のコマンドは、
機器アドレスは、「00」となっており どの機器でも受信できるようになっている。
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参考まで、

工人舎のアンテナシステムは、自分のアドレスは 「E0」で ポーリングはしない
電源をいれると 接続確認の周波数要求コマンドが 500msごとに送信されるが、無線機から返信があると、
後は、無言となる。

同軸切り替え機、 ICOMやアツデンのリニアアンプの同軸を切り替えるときも自動で行える。
ICOMのリニアアンプは ICOM無線機はコネクタが周波数で自動で切り替えできるが、
ヤエス無線機を接続する場合は、スイッチで手動で切り替えが必要になる。
だから、切り替えミスをすると、無線機が故障する原因になるが、自動だと心配がいらなくなる。


ICOM機器はリニアアンプにそのまま接続すればよいが、
ヤエス機器は 後部の端子から、周波数が4BITで出力されるので、、
この機器を使って、4ビットのパラレル信号をCI-V通信に変換して出力することで、自動切換えが行える。





下記の回路は ヤエスのFTDXやFT710の後部のリニア端子から出力される周波数データをCI-V通信に変換させるものである。

TFDX101とIC9700のハムログ入力は、CI-Vコネクタを切り替える。




ハムログの通信

ハムログと無線機の通信は、通常は 無線機からの通信を見ている。
バンドを切り替えたときは、モード+周波数が出力される。
周波数ダイヤルを回した時は、周波数が出力される。

ハムログ入力するための、LOGーAを開くと パソコンから 要求送信を2回繰り返す、それに従い
無線機から周波数が返信される。
それをハムログは表示している。

デスクトップパソコンは、RS232Cコネクタが削除されているが、ボード上にCOM1が搭載されているので、
COM1がそのまま使える。
ノートパソコンはRS232CーUSB変換機器を使用しなくてはならない。
無線機が2台あると、COMの設定が面倒になる。





ICOM IC9700とHamlog の接続はできたが、 ヤエス FTDX101やFT710の接続は厄介だった。
FTDX101MPには FT8用のUSBは接続済み、
           RS232CはCATコントロールで使っている。

ヤエス無線機のリニア端子は 周波数に合わせてデーターが出力されているので、それを CI-Vデータに変換して
出力すれば、Icomとヤエス無線機の周波数を同時にハムログに載せられる。
(当然、2台とも電源が入っているときは、バッティングしないように切り替えSWは必要になる)