左はFTDX101MP、右はFT710M。
FTDX101MPは固定用で FT710は 移動用である。
FT710は軽くて小さいので持ち運びが良い。
FTDX101MPは200W機なので、移動では使えない、重い
FT710は最後に記載する問題点以外は、とても良い機種である。
操作ボタンは少なく、使いやすい。
頻繁にバンド切り替えなどしなければ、不満はない
FT8の設定
FT8の設定は簡単である。
プリセットであらかじめ設定されているので、19200ボーレートの変更で済んだ。
パソコンのUSBドライバーは FTDX101と同じで使える。
パソコンのリグ設定はFTDX10と同じでOKだった。
SSBの使用感
高音質スピーカーが付属されている。
しかし、安物スピーカーの為、籠り気味で音質は良くないが、無線機付属のスピーカーよりは良い
AESSと言って、外部と内部のスピーカーを同時に出すことで、音質の改善を図っている。80位に設定している
IC7300とどちらを選ぶか? と比較されるので、付加価値のAESSを付けた、
単純に両方のスピーカーから音が出てレベルを変えられるだけなのだが、結構、聞きやすくなっている
7Mhzでのノイズは混信状況を比較してみた、
IC7300と同様に 常時レベルが8位振っているので、 59 とかしか返せない。
FTDX101MPは静かで、QRM混信もあまり気にならないので聴きやすい、レポートも53,55など送ることができる。
ここは、FTDX101と比較することは間違っている。価格が違う、
IC7300との比較してみると、QRM 混信は同じようなものだ、ノイズも多く メーターもレベル8位振っている。
しかし、昔のTS690と比較したら、混信は少なくなっている。、性能は上がっている。
値段もIC7300と変わらないので、好みで選んでよいと思う。
7Mhz帯の交信は昔から ピーギャーの世界なので、無線をやっている気になる。
QRMは昔のリグより改善されている、shiftである程度混信は改善されるが調整が面倒。
当然FTDX101はQRMはあまり気にならない、価格の差である。
FT710のスピーカを変えてみてもよいだろう。
入門機、移動用として活用できる機種と思う。
FTDX101はベンツで、FT710はカローラと言うところだろうか?
FTDX101は ゼロインすると、人の声だけが静かに浮いてくるようなイメージ、
FT710は ゼロインしても ノイズの中から人の声が強く聴こえてくるイメージ
7Mhzの日曜日や夕方以外、つまり混信が多発している状態では FTDX101の性能ははっきりわかるが
混信がなければ、あまり差がなく交信できる。、
なにも60万円も無線機にかけるのだったら、アンテナにかけた方が有利だろう。
15万円のHF機で十分だと思った。
問題点
ヤエスの唯一の欠点は 故障した時の修理の問題である。
無線機は最低2台必要と思う
FTDX101MPが1年で故障した。出力TRの破損である
修理は1か月以上かかっている、無線機が使えないので 予備機が必要なのである。
FT8をMAXパワーで送信すると、終段が飛んでしまうようだ。
必ず、SWRは 1.5 位にしするのが重要だ。
SSBならば SWRは 2.0位あっても問題ないので、クリエートなどの ダイポールは使えたが、
FT8で 200W以上だすなら、アンテナチューナーで 1.5以下にしておかなければならない
調整をミスると、私のように すぐ破損する。
もっとも、耐入力 3Kw 以上のアンテナを使わないと、FT8で 200Wを出すことはできないけど、、、
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FT710の 不具合は 小音量では聴けない、
ボリュームを上げていくと、9時の方向で、突然音が出始めるのだ、
夜中に小音量で聴くことができないのだ、 夜は、FT8は特に、小音量にしておきたいものだが、できない。
メーカーは。(2023年4月現在)治す気がないか 設計的に治らないのか?
小音量で聴く人がいないので、バージョンアップしないのだろう。
基本的な性能は高いので、外部スピーカーにボリュームを付けて対応している