FT8の世界も暫時変わってきているので、勉強が必要である
パワー設定
7MHzや 3.5Mhzは パワー(出力)を競い合っている傾向にある。
パイルの時や、海外向けでは 必要だが、これも単なる満足度だけの問題である。
FT8で 国内送信にリニアアンプを駆動させている人もいるが、無駄なのでやめた方がよい(1kwはバランの耐圧に注意すること)
7Mhz、3.5Mhzの国内向けは は 10〜50W以下で十分である。海外は 100w以上ほしい
アンテナのゲインによるが、 同等な レポートで交信できるようにするのが FT8のノウハウなのである。
コールに応答がない
CQに対して ダブルクリックすると、相手のレポートがきてーーー>RR73−−−73
こんなパターンは空いている時である。
14Mhz帯の混んだ状況では返信が無い時はザラにある
理由はコンデションにもよるが、大まかに、
1)相手の電波が強く、自分が弱いので 相手が受信できない
2)自分の送信周波数が混んでいて、相手がデコードできない
3)相手が 他の局と交信中
4)呼んでいる局が多い、その中の自分も1名
具体的な例
K7MH局のCQに対し、送信したが、 K7MH局が他の局へレポートを送ったので、送信停止した
RR73の後、CQが来たので、即時返信
すぐに、レポートが帰ってきたので、 R-11 とレポートを送ったが、受け取っていない
4回ほど繰り返したが 混信でデコードできないと推測して
少し周波数をずらして 送信したら、
RR73が返ってきた。
送信周波数を少しずらすのも良い、だめなら、オンフレで返す
こちらでのスペクトラムの空いた場所が 相手局に対し、空いているとはかぎらないのである。
CQに対し 送信状態にしておくと、自動で連続して送ってくれるので便利なようだが、迷惑をかけている場合があるので注意しよう。
例えば」、パイル状態な場合によく連続で送っている場合があるが、
もし、CQ局が再送をしている場合には、自分の電波で 他の局を潰している場合があるのだ、
だから、CQ局が再送したら、即刻 送信を停止すべきだろう。
私の場合ーーーーー
コールしたい局の周波数にRXを合わせ、状況を見る
3回ほど送って応答がなければ、様子見である。
1) 電波の強弱
外国局は得てして強い(kW?)、 自分の 3アマ 50W 2アマ 200W程度では、届かない場合がある
かといって、1kwにしても、コンデションなので、わからない。
相手が、+レポートで来ていても、CQ局が他の局との交信状況を見ると、-20 とか送っている場合は
基本的に交信できないと考えた方がよいだろう
バンド状況から 交信局のレポートを探し出そう、格差があるようだったら、送信は立派で受信が貧弱なのだ。
ビーム方向を変えたりコンデションを待って、送受信を考えよう
2)混んでいる場合
自分で送った周波数が他局と混信して、デコードできない
自分は、スペクトラムを見て、空いたところで送っていても、 相手局側からみると、強い局につぶされている
3回ほど送ったら、周波数を替えよう
間違っても、相手局と同じ(オンフレ)で呼ぶのはやめよう、(稀にオンフレで邪魔している局がいる)
確かに、相手がCQかけているのだから、その周波数は相手側も自分も空いているようにみえるから、、、
でも理由は下記にある
3)相手が他局と交信中
このパターンは多い、
コールしたら、(黄色)
相手局が他局にレポートを送っているのが見えた
相手局が他局と交信中なのだ。
即時、送信をストップして様子を見ている。送信状態のままだと、迷惑をかけている場合があるからだ、
理由は、自分が送信する周波数は空いていると思って送っているわけだが、」
自分に見えない局が偶々同じ周波数で、CQ局と交信していたら、CQ局は 潰されてしまうので再送を繰り返す。
珍局のCQの場合にはパイルになるので、自動送信はできるだけ避けよう。
RR73 が見えたら、即時 送信を開始しよう、 交信相手は、73を送っているだろう
4)待ちの状況
自分がコールしているが、ログ作業などしていて、待ちの状態
複数局を受信して、1局づつ返信している場合、
注意は、
3回ほどコールして返信がなく、中止した後、すぐ、別の局と交信しないこと、
CQ局が混信してデコードできなかった場合やべつの作業していて返信しなかった場合がある。
しばらくしてから、レポートが戻ってきた場合が数回あった。
自分への応答に対し、すぐに、送信開始できる状況にしておく。
混んでいるときの対応 コンデションの対応
自分が RR73 (最近はRRRはあまり見かけない) を返すと 73待ちになる
交信は 成立しているのだが、 ログ画面になる
ここで、安心してはいけない、
しかし、相手局が ひたすら レポートを送ってくる場合がある
混んでいると、よくあることだ、電波状況にもある
Tx 4にクリックして 送信許可にしよう (写真はRRRだが 今はRR73に変更している、クリックすれば変る)
私は、2〜3回 送った、その後 73が帰ってきたので、ホット一息なのだ。
自分の RR73を相手がデコードできていなかったのである。
RR73が戻ってこない例
自分のコールに対し、レポートが帰ってきた(赤文字)
そこで、自分が R -10 などレポートを返した
しかし、相手から、RR73 がこないので、ひたすら R-10を送る
数回して終了
その後、相手局はCQをかけ始めた
さてさて、交信成立はしているのかどうか???
eQSL を待てばわかる
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JTAlert の機能 でメッセージがある。
Send Text Message to Callsign と言う項目で 相手にメッセージを送ることができる
コールサインを叩くと メッセージが入っている場合がある。
qso ok in log arigato 73 と表示されたら、 上記のメッセージ機能で相手局が送ってきたものである
ok tnx 73 と返すのもよいだろう
この例は K5HDUさんが −12を返してきたので R-12を返したが RR73が帰ってこなかった例である
これは、当局のレポートが取れたのか、取れなかったのか不明である。
JTAlert にメッセージがなかったので 不明である
悪いレポートではないので、混んでいるための、混信 デコードできない状態だったと推測される
eQSLかLotwで後日確認となった。
73の後に焦ってすぐに交信しない事
自分がRR73 を送ってから、新ゾーンや、他局が自分を呼んでいるからと言って、すぐに送信開始しないこと、
7.041など、国内の交信などでは、結構強いので、相手局が取れている場合があるが、
14MHzや7Mhzは、電波状況が刻々と変化している
下記のような例がある。
K8TE局は −23で返してきているので、かなり苦しい状況にあるのがわかる
ことらは、R−13へ返信
相手は RRRを返信してきた
こちらは 73を返し終了した、、、、
ここで、別の局 BG2UKXが呼んでいる、、、 しかし、K8TE局へ 73を返した後 すぐに呼ばないのである
なぜか??
−23 を返した K8TE局が 当局の73を取っているのか 疑問だったからである
案の定 RRRの再送をしてきた
そこで 73の再送 を2回繰り返したら、 73が返ってきた。
今回は周波数は変えないでも、73が取ってもらえたようだ、、、
これをSAVEしてから 次の局 BG2UKX局へ レポートを返信したのである
ALL.TXTとwsjtx-log.adi
フォルダー ユーザーの中の AppData /Local/WSJT-X の中に
ALL.txt , wsjtx_log.adi ファイルがあります
どちらも、メモ帳などで見る事ができます。
交信記録をハムログへ写し忘れたら この wsjtx-log.adi を見ればよいです。
交信中にログをsave忘れたり、どのような状況か混乱したら、 ALL.TXT を見て調べるとよいでしょう
受信記録がすべて残っています。
後で、見てもらうとわかりますが、 ALL.TXT は大きくなるので、ハードディスクは容量が大きい方がよいでしょう。
最近は ハードディスクもSSD化されて 1TB以上も販売されていますので、HDDコピー機を使って丸ごとコピーすれば
容量を上げる上に、通常のHDDより早くなります、
コピー機は 約3000程度で販売されています
これらのファイルを参照しながら、交信済みなどを 色表示していますので、パソコン交換しても
これらのファイルは、移すようにしてください
悪い交信例
先日、珍しいマーシャル諸島がQRVしていた。
マーシャルが再送を繰り返している、
よく見ると、他局と交信しているにもかからわず、JAの局がこぞって、コールを送信しているのだ、
他局と交信しているのにである。
FT8は連続送信しても良いと思っている人が多いのだ。
昔 FT8が始まった頃は、それでも問題はなかったが、近年のように混んでくると、
自分の無駄な送信が、他局を邪魔していることが沢山存在する。
自分は空いていると思っても、ヨーロッパでは空いてはいない事を考慮しておくべきだろう。
F/Hモードならば、連続送信しても、返信は1000以下なので、問題にはならないが、
ここでも、再送を 30分以上やっている 迷惑局がいるのだ。
再送 3〜5回以上は 最初からやらないと取ってもらえない。
でも、次の局の再送が同じ周波数だったら、混信になる。
しばらく見ていたら
オンフレ(同じ周波数)で JE7の局が毎回コールを送り始めた 大バカ者である。
オンフレは返信の再送の為に、残しておくもので、ここで呼んではいけない。
SSBで他局と交信中にコールを送る人はいない。FT8も他局との交信中に送っても無駄だ。
FT8を理論も知らずに、人に言われてはじめた人なのだろう
SSBなどで パイルを経験している人は、他局との交信終了を見計らってコールを送る
FT8も同じなのだ。
送るのは、CQの後か 73、RR73の後にコールを送ること
JTDXは 「1 QSO」の設定をしておこう
30分も延々と自動送信モードにしておくと、外国の局から 「QSY」の指示が来ることもある
馬鹿な行為はやめよう