新タワーの建設



18Mhz、10Mhzは 7mHの伸縮マストに取り付けている
遠くに見えるタワーには、430Mhz、144Mhz とHFアンテナ(7、14、21、28)である。

FT8で海外と交信するにあたり、10Mhz、18Mhzは結構活躍する
14Mhzも活躍するが 318ー40のHFアンテナは 7M,14M、21M、28M である。

7mHの伸縮マストをクリエートタワーに変えてもう少し、範囲を広げてみよう。
爺の趣味は何年できるかわからないが、コロナで旅行に行っていないので予算もありそうだ。
ー−−−−−−−−−−−−−
エレベータの方向の注意

エレベータの取り付け方向はよく検討する必要がある。
風の方向にアンテナを向けるとか書いてあるが、重要なのはホームポジションである。
ホームポジションとは、エレベータを降ろせる方角である。
風でケーブルの故障でローテータが回らなくなると、降ろせなくなるから、使用しない時はホームポジションに向けている。

関東エリアに住んでいるため、個人的には経験だけど、240度の方向に向けてエレベータを取り付けている。
その方向は430Mhz,144Mhzの西方向になる。
HFアンテナは90度ズレるため、330度方向がヨーロッパになる。
ホームポジションからアンテナをあまり動かさなくても交信できるからである
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

KT15R に電動エレベータを取り付ける事にする
新品の価格は約70万円になる

大変なのは、基礎工事である。
今時、穴掘りしてくれる業者もなかなか見つからない
穴掘って、生コン入れてくれるだけで、15万円〜は普通に取られる。
タワーの組立は高所作業で、2〜3名かかる 約15万円〜と言ったところだろう。

合計は 約100万円以上かかる計算である。。
ー−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
そこまで趣味にお金は払えないので、自分で作業を行うことで、コストダウンをする。

土建屋さんに頼んで、ユンボで掘って、生コンを入れてもらう。
タワーの基礎部分は自分で組み立てて、生コン入れると同時に、垂直だしを自分で行うのだ。
これで、約10万円でできた、穴掘りと生コンは完了、残土の廃棄も含めての値段である。

タワーとエレベーターは中古で仕入れた,、結構錆びていないので、20万円位の価格だろう。
自分で、タワーをブロックごとに組んで、ジンク塗料を塗る。
高所組み立て費用は、15万円位だろう、自分で組立できないので、この位の費用を払っても満足である。

高いのは、電動ウインチである 約20万円した。自作派は電動ウインチは必須である。
合計では 約65万円かかったが、新品で業者に頼んだら、倍の価格になるだろう。
中古だからと言って安くなるわけではない。良い中古はそれなりに値段はする。

業者はタワーの撤去費用を取っているので、基本的には、中古タワーは「タダ」なのだが、、、
リサイクル業者はそれで生活しているので、文句は言えない。





個人的には、タワーを設置するのは、アマチュア無線の楽しみの一つで、業者に丸投げするのは、面白くない。
中古タワーを購入して、自分で組立てるのが 醍醐味なのだ。

自分で作業できないなら、高いけど業者に丸投げする方が良いだろう。
手は届かないので、アンテナまで組み立てて設置してもらうなら、、約150〜200万円位の予算を組んでおけば良い。
昨今、競争業者もいないので、言いなりの値段になるが、仕方ないだろう。
ー−−−−−−
今回の設置で自分のできない事は 下記の下記の2項目だけなので安くできた。

1)穴掘り、生コン、、、土建屋さんを手配する。
2)ブロックで組み立てた、タワーを 高所作業で積み上げて貰う

自分で、基礎と1段目までは組み上げておく、、、これは、垂直だしするのに、基礎だけでは見当がつかないからである
1段目で水準器を3本の鉄骨に当てて、垂直をだす。
穴掘りとタワー立て、生コンで 2日かかった、固まるのは1週間である
生コンは手作業で一輪車で300回以上ミキサーから運んでもらった。 35度の真夏日に、、自分も手伝ったが、
、生コン含めて10万円では安かったと思う。


  

中古のタワーをブロックごとに自分で組み立てて、ジンク塗料を塗っておいた。
エレベータのレールにも塗る。
組立は 2日ほどかかった、 高いところに登れない私には、費用が15〜20万〜とられても、高いとは思わない。
30年前ならいざしらず、昨今、業者はいないのだ。

後は自分で、電動ウインチを取り付け、電源工事をしていく、、、


アンテナ設置を業者に頼む場合は、設置できるか確認してから、アンテナを購入した方がよいだろう
大型のアンテナはクレーンがないと設置できない場合があるからだ。
714シリーズなどは、エレベータに取りつかないものもあるので注意が必要である。

手が届かないアンテナをどうやって設置するか、、これがボケ防止で考え、工夫することが多い
さてさて、どうやって一人で設置したのか、、、、、

  

クリエートのマストはM4を使ったが、アンテナの干渉を考えて、1m伸ばした。
足場パイプを3.5mを使用したのだ。
18Mhz、144Mhz を取り付ける位置には 穴を開けておいて、クロスマウントをボルト止めする。
足場パイプは クリエートより軽くて強度があるのだが 48φで つるつるするので、強風でアンテナが回ってしまう
アンテナが回ったら、エレベータが降りなくなってしまうから、クロスマウントをボルト止めしておく。
60φのパイプに48φの足場パイプをはめ込むが、つなぎ目のガタは スペーサーを入れてボルト締めして完了

初めに18MhzのHB9CVの2エレは 下で組んで、ロープで引っ張り上げる、同軸ケーブルを最初から配線しておかないと 手は届かない
次は
144Mhzは 1本づつスタックブームに取り付ける。仰角5度 スタック間隔は2.5mになる、手は届かない
横にパイプを設置して、アンテナをずらして設置する

430Mhz 4本は 重いので、1本づつ、ロープで釣り上げて取り付ける。当然1名でやるので、滑車とロープで引っ張って取り付けるのだ。
仰角3度、このアンテナは40kg弱になるので、60φのパイプに取り付ける

18Mhzは できれば、20mHに取り付けしたかったが、
HFアンテナの干渉が無ければ、20mのほうに持っていこうと考えている。

430Mhz、144Mhz SWRは約1.2位に収まった、 18Mhzの干渉も無かった。


同軸ケーブルの配線

皆が苦労するのは、回転部分の同軸ケーブルの引き回しだろう、



かなり余裕を持ってカーブを付けたが、回転させてみたら、4分配器の固定金具に引っかかってしまった。
回転させてみないとわからないものだ、

430Mhzのリニアやプリアンプの配線は厄介である。何回も降ろして修正する、エレベータが電動ウインチであることは
自作無線家には必須だろう。



次は 30年前に設置した 18mHのタワーに HFアンテナを取り付ける
これは、大型で、手が届かないので、工夫をしなければならない。

まず、クリエートのマストパイプは54φである。しかし STK500なので重くて強度は弱い
昨今の足場パイプはSTK700で強度も高く、 30%も軽くなっているので足場パイプの方が良い
54φと48φなので、60φのマストと接続するには、スペーサーを入れてガタをなくす必要がある。
3mm厚のステンレス板をいれるのだ。ボルト2本で固定しているので、ガタは無い。、