クリエートの318−40のアンテナを降ろして、2エレの7Mhz+10MhzのNTA3040D2を上げた.
これは、よく飛ぶアンテナで、FT8では活躍している
14、21、28Mhz、アンテナはこのまま318として設置しても良いのだが、3エレメントの限界を感じていたので、
エレメントを増やすことにした
しかし、5エレメント以上になると、ブームが長くなり、1人で設置やメンテナンスできなくなることで断念した、
選択したのは、ブーム長が5mならなんとか設置できるアンテナ NTA351Pulsであった。
NTA3040Dの性能が良いことも理由の一つ、
最も大きな理由は クリエートのタワーのエレベータに取り付けられることである。
クリエートでありながら、クリエートのアンテナは取り付けが難しい、(錘を付けてバランスを取れば設置できるが、重くなる)
313シリーズを検討したが、
クリエートアンテナは30年も進歩が無い、アンテナチューナーを使わないと使えない
唯一、714シリーズでマッチングユニットが搭載されているのが使えそうだが、、???
30年も前はクリエートは最先端と思っていたが、今は、進歩の無い旧世代のアンテナと思う
318Bを検討していたとき、マストとエレメントが近いので、メーカーにどうやってエレベーター式のマストに取り付けるか?と聞いたら
「クロスマウントを追加購入してとりつけて、ずらしてください、、先端に錘を付けてください、」
なんでクロスマウントを購入しなければならないのか、錘は後端ならわかるけど、先端っておかしい、、とメール送ったら
回答がなかった、
クリエートは技術者はいなくなってしまったのか?。もう買う価値はないだろう。
位相エレメントの効果は7Mhzアンテナでわかっているが、バンド幅が広いので、アンテナチューナーを頻繁に調整しなくて済む
クリエートは頻繁に調整していた。
エレメントは長いので期待できそうだ。
本当は5エレメントにしたかったのだが、あまり切れすぎてもつかいずらくなるので、4エレメントで納得した。
梱包は2箱にわかれている。
箱は 2m弱になったので、宅急便で運んでくれる。 NTA3040D2のように長いと 運送屋が固定され、価格も上がるので
ブームを分割することで、梱包、発送費用を押さえたものだろう
ラジエターエレメントは 8.8m リフレクタは9.5m なので 7Mhzアンテナよりは組みやすい。
位相エレメントが結構邪魔になる。
エレメントごとに、テナコートを塗っておいた。
ブーム長が5.4mあるので、エレメントを取り付けるには、タワーに登って取り付けるのだが、1.5m程度の位置が」限界である。
スライドパイプをブームの上に取り付けて、ブームをスライドさせて、 先端に9.5mのエレメントを取り付ける
今度は反対側にスライドさせて取り付ける。
建物などが邪魔してブームの先端に手が届かない場合に 便利な方法である。
時間はかかるが、1人で高所で組立できる,
クレーンなどが使えない場所でも設置できる
脚立が立てられるところは楽だ、エレメントも軽いので、1本づつ 取り付けて完了
設置が完了して 測定したら、 21MhzのSWRが高め 1.6ある
7Mhzの14mのエレメントと干渉してしまったのである。
7Mhzアンテナはたわむので、NTA351に近づいてしまった。
結論は、NTA3040を下に付けることで、エレメントがたわんでも、問題なくなると思うけど、NTA351の納期が1か月以上かかったので、
仕方なく、NTA3040を先に設置してしまった。
後で、NA351を上にして、NTA3040を下にするが、またやりなおしになる、、、面倒だ、、
高さ約20mHでの測定結果である
14Mhz、28Mhzは 干渉しなかったので、バンド幅が広く使いやすいアンテナと言える。
21Mhzは残念ながら 7Mhzアンテナと干渉しているらしく、SWRが高めとなってしまった、
一応SWR=1.5くらいなので、アンテナチューナーを使わないで、100Wで、DXペディション局と交信できた。
タワーに数種類のアンテナを設置すると、アンテナ干渉という問題にぶちあたる。
エレメントを90度ずらすとか、アンテナエレメントを離すとか、の方法が取られる。
以前、クリエートの318−40アンテナで 28MhzのSWRが2くらいになった、
430Mhzアンテナのブームが 6mあったので、このブームに干渉した。 1.5m離すことで解消された。
今度は、NTA351 は 21MhzのSWRが下がらない。
NTA3040Dでアンテナアナライザーで測定したら、21Mhzで電波が出せる位に共振していた。
確かに、エレメントが14mは 21Mhzの波長である。
1.5m離して設置したが、7Mhzのエレメントがカーブして、NTA351のエレメントに近づいている。
7Mhzアンテナを下に設置すればよいだけなのだが、、かなりの労力を要するので、後日の課題にして
NTA3040Dを 70cm上げて NTA351の間隔を広げてみた。
NTA3040Dの干渉が減って、特性が大きく変わった
28Mhzはほとんど影響はなかったが21Mhzは問題ないレベルになった
しかし、7Mhzアンテナが干渉してしまった。
やはり、エレメントがたわむので、7Mhzは下、14Mhzは 上の方が良いだろう。
NTA3040D だけの時は SWR=1.1程度であったが、 NTA351をせっちしたら、SWR=1.5 位になってしまった
アンテナの干渉には苦労する
、オーソドックスなアンテナの設置 垂れ下がる7Mhzを下にして、14Mhzを上ににした
大がかりなアンテナ修正だった。
アンテナを全バラして降ろして、組みなおした。
軽いアンテナの場合は足場パイプでも十分だったが、30kgもあるアンテナでは強風でクロスマウントとマストを貫通していたボルトが曲がった
ボルトが無かったら、完全に回って、エレベータで降ろせなくなっただろう。
やはり強度は問題ないが、滑りやすいのと48φの太さが問題と思われるので、クリエートのM4マストに交換した。
さすがに、強風にもかからわずナガラのアンテナは強い。
これで、アンテナエレメント間隔は広がった。
変更前と変更後のデータを取ってみよう
7Mhzーーーーーーーーー
変更ーーー>
10Mhzーーーーーーーーーーー
変更ーーー>
14Mhzーーーーーーーーーーー
変更ーーー>
21Mhzーーーーーーーーーーーー
変更ーーー>
28Mhz ーーーーーーーーーーーー
変更ーーー>
ほぼアンテナの干渉は無くなっているような気がする。
クリエートの 318ー40 はにバンド幅が狭くて、アンテナチューナーを使わないとSWRは落ちなかったが
このアンテナは アンテナチューナーを使わないで済む。
クリエートの設計は30年前から変わっていない、時代遅れになってしまった。
アンテナチューナーを使わなくて済むことは、性能が高いと言うことである。
アンテナチューナーでマッチングをとっても、所詮は飛ばないアンテナなのだ。