50Mhz 自作5エレメント八木

50MHz 八木アンテナ

       Radix 4エレメントは FT8の耐入力は100W位しかないので 新しく作ることにした
       ナガラやミニマルチから 販売されているので、買った方が手軽であると思う。
       
       6mは 自作するには 便利な周波数である
       アルミパイプのブームも4mなら 5エレメントになる。
       アルミパイプはアルシャン工業で簡単に入手できる
       5エレメントあれば そこそこの性能なので、DXも楽しめそうだ

       ブームが4mの制限があるのは、 タワーの上で組むため手が届かないからである
       6mになると 釣り糸が必要になり、それなりのアルミパイプが必要だから手頃な 5エレメントになった

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ブームは 28φにした。
アルシャン工業のアルミパイプは強いので、4mのブームには問題ないと思うが、 マストクランプ部分には 約1mの30mmφで補強しておく。
放射器は 折り返しダイポールにしている。(こちらの方がバンド幅が広くとれて性能がよい)

RADIXがガンママッチである。手軽に作れるけど、帯域幅は狭く、性能はそこそこなので、折り返しダイポールにした。

マッチング回路は、2mの3D−2Vで Uバランを作っている
プラスチックケースを利用して 1cmφのアルミパイプを固定する
先端の U部分は 8φのアルミパイプを曲げて作る
スライドさせることで、エレメント長を調整できるようにしている
ホームセンターのアルミパイプは曲げると折れてしまうが、アルシャン工業のアルミは粘りがあるので万力で曲げる


  


エレメントは 1cmφの2mパイプに8φのパイプを接続して、伸縮できるようにしている
エレメントとブームの接続はアクリル板で作る。
フロートエレメントにする必要はないのだが、そうなってしまった。

 

アルミパイプは 10φや 28φで作っているので ひ弱そうだが、アルシャン工業のアルミパイプは強度があるので簡単には曲がらない。
これが、ホームセンターでアルミパイプだとすぐ折れてしまう。




八木アンテナの製作は MMANAで 計算する
基本は クリエートやナガラの図面を参考にして、計算していく。
現物は 計算通りにならないので、最終的には カットアンドトライで調整する

共振周波数の調整や SWRの調整は、第一エレメント(放射器の次)の調整が主になる
だから、エレメントの長さは多少伸縮できるようにしておいた方がよい。
地上高 2mの手が届く高さで調整し、高く上げると、周波数が上がるので、低めに調整しておく。

ちなみに、50.313(SWR1.1)Mhzに調整して、高さ4mに上げたら、50.6(SWR2.0)になってしまった。
最終的には、高さ4mの場所で、 D1をのエレメントの長さと間隔を調整することにした。

Nano VNA を接続したまま、エレメント長やエレメントの位置を調整していく。




 


  
          自作 5エレメント                                   RADIX RY64C


50.2Mhzで SWR=1.04に調整できた。SSB帯域は 1.5以内で推移する、 共振周波数は 50.5くらいの方がよいだろう
やはり、ガンママッチより性能は良いようだ。

 


 

実際には 18/24Mhz のアンテナの下1mしかないため、アンテナ干渉が生じた。



                   


RADIXアンテナは ガンママッチを採用している。
上記のアンテナは折り返しダイポールであるが
給電部を RADIXの給電部を流用して作ってみよう。
RADIXの図面のまま作ると、2mの高さで調整すると、50.313Mhzでは SWR3.0を超えてしまう
共振周波数も 49Mhz付近である


 






シミュレーションすると、共振周波数は 45Mhzくらいになる、確かに実際に作ってみたのと同じ位になった。





クリエートのCL6A アンテナ図面である

この図面を参考にエレメントと間隔の長さを合わせてみる
放射器は 自作の折り返しダイポールを使ってみた
自作アンテナと殆ど変わりないが、50.313Mhzのゲインはこちらの方が若干高い。



 
ポール2m                                      ポール4m



 
タワー5m                          タワー18m
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RA を( 2990cm)にしてみよう 片側 1.425ーーーー>1495cm
計算どおりにはいかず、共振周波数は 50.76Mhz位になった


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D1の長さを少し長くしてみよう。 両サイド 2〜3cm動かす

少し周波数が下がってきた
 
   1cm伸ばす                                     2cm伸ばす


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次に D1を RAに近づけてみよう  570cmーーー>440cm

  
    RAから490cm                     RAから390cm                      RAから 360cm

SWRが下がってバンド幅は多少狭くなった、
シャックでサイド測定して終了



MMANAを使って設計した、しかし、現実は試行錯誤、
買った方が簡単であると思う。

寸法は下記のようになった。



FMはやらないので、50,313Mhzをメインにして調整した

50.80Mhz付近まであげると、SWR=2.0位になってしまう。
帯域幅はそんなに広くない