10Mhz Vダイポールアンテナの製作
クリエートの730Vの廃材を使って 10Mhz/18Mhzの2バンドを作る
試行錯誤して 試作を繰り返し、ノウハウを習得した
、試作品を分解して、本格的にリニューアルしてみよう
アンテナエレメントの接続
通常は 穴を空けて、ステンレスビスで止める。
太さの違うアルミパイプの接続に苦労したが、最終的には バンドで止めるのが簡単であった。
アルミをのこぎりで切込みを入れ、ホースバンドで固定する
長さ調整も楽になった。
ホームセンターのアルミパイプも使っているが、アルマイト処理されているので、電気導通がNG
水酸化ナトリウム(いわゆる、パイプ洗浄液)を買って 30分ほど浸すと、アルマイトがはがれる
トラップの製作
クリエートのトラップに使われている樹脂パイプを流用する 前後のアルミパイプがエレメントになる。
ホルマルセンを巻いてコイルを作る
3.5D−2Vの同軸コンデンサを接続する
同軸ケーブルは 10cm=100PFである
18.100MHzは 7uH+100PF
同軸ケーブルを5mmずつカットして、周波数調整を行う
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
注意
試作品は、ニッパーでカットしたまま、アンテナに取り付けたため、問題が発生した。
いきなり、送信中にSWRが上がったり、通常に戻ったりしたのである。
原因究明に時間がかかった。
ニッパーでカットしたため、芯線とアースの沿面距離が取れず、炭化したのである
このため、原因不明のSWR増大になった。
カットする部分は、アースと芯線の距離は十分取ってテープで巻くこと
クリエートアンテナはトラップの外にアルミカバーがかぶっている
コンデンサーは付いていない
アルミパイプとアルミカバーの静電容量を コンデンサ代わりにつかっていると思われる。
自作したトラップコイルに アルミカバーをすると、コンデンサー容量が変わり、難しくなる。
試作品では、
構わずアルミカバーをしたため、マッチングが取れず、ハットを取り付けて調整をしたが、10MhzのSWRは1.5以下には下がらなかった。
アルミパイプの静電容量を使うのは、難しいので、通常どおり、同軸コンデンサを付加したトラップコイルを使う。
自己融着テープをまいて、ビニルテープで保護した。
雨水がかからないように、しっかいと防水をする
18Mhzアンテナは A寸法が約4.27mになるが、アルミパイプの都合と強度問題から、3.5mになってしまった
足りない長さはヒゲを約80cmサイドにつける
ヒゲをニッパーでカットして 18Mhzは調整できる
10Mhz はB寸法で調整する 約1.8mになる
B寸法は 上記のバンドを緩めて、アルミパイプの長さを調整する
全長 約10mのアンテナになった。
バランの調整
クリエートのバランをそのまま流用する。
ただし、このままでは マッチングは取れないので 分解して スタブコイルを取り外す
スタブコイルは外付けして カットアンドトライで調整する
0.7uH で 一番 SWRが下がった( Rはできるだけ 50オーム Xは0に近くなるように)
調整
一番面倒なのは、高さによるSWRの変化である。
高さ3mの場所で梯子を使って、長さ調整を細かく行い、バランのスタブコイルを調整、、、
これだけで、数十回の梯子上り下りを繰り返す。
地上高 約3mでマッチングを取ると
10.134Mhz SWR1.1 R=47 X=9
18.103Mhz SWR1.1 R=55 X=6
とりあえず、地上高 約3m では マッチングのとれた Vダイポールアンテナになった。
次は、地上高 約8mである
伸縮マストを伸ばすと 約8mになる 屋根などの影響はなくなるが、
地上高での給電点の影響である。