風向計の制御

電子式風向計の制御


 

アマゾンなどで3000〜8000円で売られている 中国製の風向計である
yahooショップで購入した。

中国製なので、信用はしていないが、おもちゃのつもりで購入してみた。
中国製は、お客に売るのではなく、「こんなものできたから、欲しい人は買え、後は知らん」
という売り方をしている
確かに、買ってみたら、マニュアルらしき物もいい加減で、かなりの知識が無いと動かせないものである。
とりあえず、壊れていなかったので、満足しよう。

仕様ーーーーーー

YOSOO 風向計センサー 気象観測システム 方向センサー
            
1)DC 12〜24V
2)16方向
3)消費電力 5.5mw
4)RS485 9600Bps

かっこよく書かれているが、回転部分はガタがあり、さすが中国製を思わせる。
マニュアルからは、RS485制御方法は全く解読できない。
配線だけはわかった

定南点 は何処にもない。図面と違うのは中国製だ、



 

茶色: 12〜24V
黒 : GND
青 : RS485 A
黄色: RS485 B

非常に不親切な マニュアルある
読み取れるのは デバイスアドレスが 0x01 という事、後はよくわからない



とりあえず パソコンに接続して データを送り込んでみよう
これは、RS485(RS422)ーー>USB変換コネクタである
  

USBは ドライバーが無くても、Windows11で認識できた。

フリーソフトは Modbusのモニタリングソフトを使う

これは、Windows11まで対応しているので、便利である COMを合わせる
送信クエリにデータを書き込んで送信すると
RXで返信される

試行錯誤でデータを作って送信したら。
きちんとデータが返信された

wind data は 0〜F 16方位データが出てきた
これは仕様書どおり 16方向である

送信 アドレス function init address data lemgth check
01 03 00 17 00 01 34 0E
返信 アドレス function wind data check
01 03 02 00 01 79 84


今度は AVRマイコンに接続した IC 75176で データを送信して、受信すれば
方位データが出てくる。




送信4すると、風向計から返信がある
これを。SN75176の 1番ピン(R)で見る、



SN75176は 送信モードで DE端子を 「H」にして、受信モードでは 「 L 」に切り替える。

受信のプログラムは、 タイマーを付けて、受信データが無い時 break がかかるようにしている
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
//1文字受信
void rs_getc(void)
{

count=0;
while( !(UCSR0A & _BV(RXC0)) ){count++;
if(count == 3000){break;}
wait_us(1);
}
dat_z= UDR0;

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
表示器の DATA= に方位を表示させた 0〜0F 方向である



方位がわかったので、わかりやすいのはメーター表示である
デジタル表示は 簡単だけど、直観でわからない

ローテータのコントローラーで表示させよう。






クリエートの「コントローラーを入手した。

クリエートのローテータは 精度が悪い、後1度動かしたくて CW/CCWボタンを押しても、5〜10度動いてしまう。
HFアンテナでは全く問題ない程度だけど。
430Mhz,2列2段を使って、DXをやるときは微妙にアンテナ方向を調整するから、
クリエートのローテータは、私には使い物ならない。


ちなみに、入手したコントローラーをマイコン化して エモテータ1200FXに使おうと思ったら、
これが、精度が悪すぎて使い物にならなかった。ゴミとなった、、、

しかし、、風向計は 16分割の方位しか表示しないから、クリエートのコントローラーは問題なく使える
見てくれも良さそうだ。ゴミにならなくて済みそうだ。

内部の、VR抵抗は、改造して、360度回転できるようにしておけば、自由に方位を表示できそうだ。