LCD　KG057QV　京セラ　３２０×２４０　

CXA−L0612A　　バックライト電源

はじめに、仕様書に従い、クロック信号CP、　LOAD信号　フレーム信号FRMを作り
LCDに絶え間なく（７０〜８０HZ）で入れる。
プログラムを簡単にするため、

10.73Mのクリスタルを分周して７３５ｎS　のCPを作り出す
ATTINY２３１３で　LOAD、FRM信号を作る。
基本的には　LOAD信号を基準にして、　７４HC08でcont信号により
CPを８０個送出し、LOAD信号で　2行目　８０個を表示する。
２４０行後は　最初に戻りFRM信号でスタートさせる。

4ビットずつクロックCPにあわせてデータを送出するにあたり、約７００ｎSでメモリーから
データを送出しなければならない。
4ビット（1バイト）とすると、　１９２００バイトのメモリが必要になる

ATｍｅｇａ６４　に２５６ビット（３２Ｋｂｙｔｅ）のメモリーを増設して、７００ｎＳ以内に送出
すれば、表示可能である。

ＡＴｍｅｇａ６４　は　１６ＭＨｚ　で動作させると　１クロック　６２，５ｎＳ　であるため
１０クロックのプログラムで動作させる。

メモリ転送は、ＣＰが　ＬＯＷに落ちる時に転送されるため、ＨＩＧＨ状態で　メモリから
転送し、ＰＯＲＴに出力し、ＣＰがＬＯＷになるのを待つ。
ＳＢＩＳ命令は時間がかかるので要注意である。
プログラムを工夫することで、外部メモリーはウェイトを＋１してあるが、十分転送
することが可能になった。

外部メモリは　ＳＲＭ２Ｂ２５６ＳＬＭ５５を使用することで　５５ｎＳアクセスタイムを確保する
ウェイトは＋１することで、Ｒ／Ｗ可能であった。

表示文字は　８×７dot　で　数字やアルファベットを自作した。

概略を説明すると
３２KBYTEのメモリ空間に　１９２００バイトのLCD表示データ空間を作成する。
表示文字の最初の８ビットのドットを表示し、＋８０バイト後に表示文字の2行目ドット
を転送する。
7行表示すれば、１キャラクタ表示可能となる

ドット表示は、X軸　３２０　Y軸２４０　をメモリに変換して転送する。
4ビット　同時に表示するため、ORを取って、転送する。

全てメモリー空間にデータを転送したら、
KG057QVへ　データ転送し、繰り返し表示させる。


難点は、データを取り込んだり、メモリ空間にデータを転送させたり、計算中は、表示画面が
リアルタイムで表示されない事である。
これは、専用LSIを使用していないため、いたしかたない事だが、
安価でグラフィックディスプレイに表示させることができた。



回路サンプルである。
完全なディスクリートで組んだものと、AVR　ATTINY2313で組んだものである。
CPは７００NSほどであるため、AVRのスピードでは一定で作り出せないため
HC393によって分周して作成している。　水平方向　８０クロックを制御するため、
７４０８でコントロールしている。

FRM信号まで、作り出しているので、本体AVRのソフトは簡単になる。
FRM信号の立ち上がりで、８０×２４０のデータをCPパルスの立下りで送り出してやればよい。

AVR　TINY2313　プログラムである

main:
　　　cbi PORTD,KG_LOAD ; LOAD off
　　　cbi PORTD,KG_FRM ; FRM off
　　　cbi PORTD,KG_CONT ; CP off
main00:
　　　sbic pinb,KG_CP ;CP IN
　　　rjmp main00
main01:
　　　sbis pinb,KG_CP ;CP IN
　　　rjmp main01
main02:
　　　sbic pinb,KG_CP ;CP IN
　　　rjmp main02
;**************************************************
; cntr = n+3 =X240
; cnt = 80
;-----------start-------------------

mains:
　　　sbi PORTD,KG_LOAD ; LOAD on
　　　ldi cntr,237 ;240 Line
　　　ldi cnt,80
　　　nop
　　　rjmp pc+1
　　　cbi PORTD,KG_LOAD ; LOAD off
　　　sbi PORTD,KG_FRM ; FRM on
　　　sbi PORTD,KG_CONT ; CP on
main_1L:
　　　sbic pinb,KG_CP ;CP IN
　　　rjmp main_1L
main_1H:
　　　sbis pinb,KG_CP ;CP IN
　　　rjmp main_1H
　　　dec cnt
　　　brne main_1L
　　　rjmp pc+1
;------ 1 line end ---------
　　　cbi PORTD,KG_CONT ; CP off
main_12L:
　　　sbis pinb,KG_CP ;CP IN
　　　rjmp main_12L
main_12H:
　　　sbic pinb,KG_CP ;CP IN
　　　rjmp main_12H

　　　rjmp pc+1
;------ 2 line -----------------------------------
　　　sbi PORTD,KG_LOAD ; LOAD on
　　　sbi pinD,KG_led ; L (LED-off-on)
　　　rjmp pc+1
;-----------------------
　　　cbi PORTD,KG_LOAD ; LOAD off
　　　cbi PORTD,KG_FRM ; FRM off
　　　sbi PORTD,KG_CONT ; CP on
main_21:
　　　ldi cnt,80
main_21L:
　　　sbic pinb,KG_CP ;CP IN
　　　rjmp main_21L
main_21H:
　　　sbis pinb,KG_CP ;CP IN
　　　rjmp main_21H
　　　dec cnt
　　　brne main_21L
;------ 2 line end -------------
　　　rjmp pc+1
　　　cbi PORTD,KG_CONT ; CP off
main_22L:
　　　sbis pinb,KG_CP ;CP IN
　　　rjmp main_22L
main_22H:
　　　sbic pinb,KG_CP ;CP IN
　　　rjmp main_22H
;------ 3 line ---------------------------------
main_LP:
　　　sbi PORTD,KG_LOAD ; LOAD on
　　　rjmp pc+1
　　　rjmp pc+1
　　　cbi PORTD,KG_LOAD ; LOAD off
　　　nop
　　　ldi cnt,80
　　　sbi PORTD,KG_CONT ; CP on
main_LP3:
　　　sbic pinb,KG_CP ;CP IN
　　　rjmp main_LP3
main_LP4:
　　　sbis pinb,KG_CP ;CP IN
　　　rjmp main_LP4
　　　dec cnt
　　　brne main_LP3
;------ 3- line end -------------
　　　rjmp pc+1
　　　cbi PORTD,KG_CONT ; CP off
main_LP5:
　　　sbis pinb,KG_CP ;CP IN
　　　rjmp main_LP5
main_LP6:
　　　sbic pinb,KG_CP ;CP IN
　　　rjmp main_LP6
　　　dec cntr
　　　brne main_LP
;-------- line end ------------------------------
main_e:
　　　sbi PORTD,KG_LOAD ; LOAD on
　　　rjmp pc+1
　　　rjmp pc+1
　　　cbi PORTD,KG_LOAD ; LOAD off
　　　nop
　　　ldi cnt,80
　　　sbi PORTD,KG_CONT ; CP on
main_e1:
　　　sbic pinb,KG_CP ;CP IN
　　　rjmp main_e1
main_e2:
　　　sbis pinb,KG_CP ;CP IN
　　　rjmp main_e2
　　　dec cnt
　　　brne main_e1
;------ line end +1 -------------
　　　nop
　　　cbi PORTD,KG_CONT ; CP off
main_e3:
　　　sbis pinb,KG_CP ;CP IN
　　　rjmp main_e3
main_e4:
　　　sbic pinb,KG_CP ;CP IN
　　　rjmp main_e4
　　　rjmp mains


;*** TEST *******************************************
　　　dec w6
　　　breq main_ee
　　　rjmp mains
main_ee:
　　　rjmp main_ee