2022年現在、RS232cは過去の遺物になりそうだ。
家電類はUSBやWIFI接続できるようになり、RS232C方式の通信は減ってきた
しかし、最新の機器でも 格安で簡単に接続できることから、根強く残っている
パソコン側は USB変換RS232Cを使うことでコントロール可能である。
機器の制御を行う場合、RS232Cでコントロールは配線が最低3本で接続できる。
RS232Cのプロトコルは簡単で、
スタートビット 1
データ8ビット
パリティ
ストップビット
調歩同期(非同期)式が多く使われている。
実験回路は下記のようなものである
プログラムは C言語で組んでみた
簡単である
ATmega88のRXDは D0、 TXDはD1である
送受信許可をセットして、パリティやデータビットを設定する
その後 通信速度 9600bpsを設定する
受信は バッファーにデータが溜まれば while()文から抜けて UDR0のデータを dat_z に送り込んでいる
送信は 送信バッファーが 1 になれば UDR0のデータが送られる
//;----------------------------------------
UCSR0B = _BV(TXEN0)|_BV(RXEN0); /* 送受信許可 */
UCSR0C = 0b00000110;
// パリなし
// ストップビット 1ビット
// データビット 8ビット
// ボーレートを指定して通信開始
UBRR0H = 0;
UBRR0L = 51; /* 8MHzにて 9600bps 設定 */
//受信モード
while(!(UCSR0A & _BV(RXC0))) ;
dat_z= UDR0;
//送信モード
loop_until_bit_is_set(UCSR0A, UDRE0); //UDREビットが1になるまで待つ
UDR0 = datc1;
製作した 実験ボードに パソコンを接続して 通信を見てみよう
パソコンソフトは フリーソフトで
Windows11でも動作する RS232CTooL.exe である
バッファローのUSBーRS232変換コネクタを使って ドライバーをインストールして使う
最近の機器はRS232Cがついていないので、 無線機FTDX101MPに付いているRS232Cを見てみよう
この基板は 秋月電子で販売している RS232Cモニターである
無線機の後ろのRS232Cポートに接続して通信ラインをモニターしてみよう
無線機に FAと言うコマンドを送ると 無線機側から、運用用している周波数が出てくる (7Mhz)
このように、RS232Cコマンドで制御機器をコントロールしている時は、AVRマイコンでコントロールすることが可能になる。